昔、大阪のど真ん中、道頓堀で七変化ができる大そう人気のあった田能の九兵衛という役者がおった。ある日、九兵衛が女形になって芝居をしている時、田能村にひとりいてる母親が「危篤」という知らせが届いた。急いで田能村に帰る途中、峠の道で大まむしに出会う。聞くと、母親の危篤はウソで、自分がにせ手紙を届けたとの事。道頓堀で大そう人気のある七変化役者と一度、化けくらべをしてみたいと思ったそうや。さて、いよいよ化けくらべが始まったが、互いの得意なもんばかり化けるのも面白みがない、苦手なもんを互いに化ける事にしようとなった。大まむしに苦手なもんがあるんか?いやはや、意外なもんやった。ところで、たのきゅうはんの苦手なもんとは、いったい何やろ?「銭がかたきの世の中言いましてなー。」という事は?そして、この2人の化けくらべのゆくえは?
対象:幼児〜中学生、大人
技法:棒遣い
- 8/5(金)16:00 丘の上結いスクエア大会議室C